G-J0DDFGRNC8
自由詩

君の願い

頭からパーカーをかぶった君は

うつむいて

表情を見せない

期待と謙虚さが入り混じって

願いが叶うことを夢見ていた君を

思っていた通りなのか

ほんの少し違ったのか

手には入らなかった痛みが襲う

言葉がないまま 君は目を閉じて

ここにいることが精いっぱい

落ち込んだ 嘘偽りのない君を

ただ弱く そのままの君の姿を

見つめて

少し離れた場所にいても

その痛みを知るよ

今日は疲れたね

君がゆっくり休めるように

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です