自由詩 Snowy lily 2021-03-25 しんしんと 空から雪が落ちて 見上げると 額にひとひら 冷たい こんなにたくさんの雪を見たのは 生まれて初めて 手袋をはずして 差し出す手に 小さな雪のひとひら 落ちて とけた 人も車も しんと静まりかえり 雪が降り積もるこの街は ひとつの色 白 白 白 ABOUT ME lily 空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。