世界はどこまでつくられているのか
ドアを閉めれば みんな消えちゃうとか
本当は存在していないんじゃないかとか
誰かがつくってるとか
なんのために
誰のために
目を閉じれば真っ暗
見えなくなる世界
家族も 友だちも 飛行機も 雪も
だけど世界は すみずみまで
ちゃんとつくられていて
人ひとりしか通れない路地裏や
閉じてしまった写真館
入ることのなかった喫茶店
壊れたガラスの空き家
時代時代を生きて
確かにそこに存在している
私にわかるのは
起きてる時間の私だけ
ABOUT ME