G-J0DDFGRNC8
自由詩

世界の片隅

今日も暑い

窓際で横になり

見上げた窓から 見える青空

真っ白な雲

まだまだ 気温は上がりそう

降るような蝉の声

ぬるい風

揺れるカーテンに 視界が遮られて

こうして じっとしていると

ひとり

外界の音だけが 大きくなって 共鳴し合って

何かの生き物のように

動き出すんじゃないか そんな気がする

もうどこにも迷い込まないよう

自分の居場所を 思い出そう

世界の片隅で 私はひとり

何者でもなく

誰かに届くよう いつかつながるよう

言葉を 送り続ける

誰も知らない この部屋から

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です