G-J0DDFGRNC8
自由詩

君と

少年だった君が 大人になっていく

夏が来るたび 増えるポラロイドには

はにかんだ君と私

君の笑顔 横顔 寝顔 変顔

何より

誰より

不機嫌な顔も すべてが

好き

風が 君の柔らかい髪をなでて

揺らす景色

時が止まればいい

本気でそう思った

繰り返す季節の中

私たちはいつか 時とともに

消えてしまうだろう

若かった日々を 懐かしみ

胸が締めつけられるような

そんな思い出になるだろう

その時には

離れてしまった君を思うのではなく

連絡のなくなった君を思うのではなく

どうか

君のとなりで 生きているように

今もこれからも すべての時の中

君といたい

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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