G-J0DDFGRNC8
自由詩

夜風

川沿いの道に出た

欄干に手をかけて

ぼんやり 向かいのビルを眺める

湿った風が 頬を冷やしていく

立ち止まった私を避けながら

早足で 通り過ぎていく人

私もそんな一人だった

こうして 夜の街を眺めていると

そんなに急がなくても

困らないのかなって 思った

ゆらゆら きらきら

川面に映る光

静かな気持ち

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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