G-J0DDFGRNC8
自由詩

夜行バス

じゃあねって 君は手を振り

バスのステップを上がる

一番上で振り返り

僕に笑いかけた

ガラス越しに 君が歩いていく

楽しかった数時間が

駆け抜ける

君を乗せて

バスは動き出した

深夜の街を走り抜けて 目的地へ

見えなくなるまで ずっとずっと

見送っていた

赤いテールランプが 小さくなって

次はいつ会えるんだろう

僕のいない 君の毎日を

想像すると

どうしようもなく つらくなるんだ

君はきれいだから

とてもきれいだから

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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