いつも すぐに夜になる
なんでだろう
朝 テーブルに積んだ本も
1ページも開かないまま
今日がまた 終わる
予定が予定通りにならない
ひとつも 進まない
君へのメールも送れないまま
ごめんね
君のさみしそうな横顔が
浮かぶ
時間を食べている 何かが
いるんじゃないかと思うよ
でなければ こんなに時間が
なくなる理由がない
精一杯動いて あれもこれも片づけて
動きを止めると もう
まぶたが閉じそう
あぁ このままじゃよくない
どうか
どうか
君のいる場所へ
熱帯夜でも 凍りつく夜でも
君のいる場所へ
連れて行って
君の声が フィルター越しに
くぐもって途切れ途切れに
聞こえる
全部ここに置き去りにして
私の体だけ 持って行って
ABOUT ME