G-J0DDFGRNC8
自由詩

レトロ

夕暮れの駅

ぼんやりとホームのランプ

改札口のそばにカフェ

ロータリーを抜けると暗い海

風に揺れる イルミネーション

金色の粒

どんどん夜の色が 濃くなって

行き先が見えなくなる

あなたのことを 想いながら

ゆっくりと歩く

石畳と靴音

あなたが私を愛していたのか

わからないけど

あなたにもし会えるなら もう聞かない

あなたには レトロが似合う

色気のあるしぐさ 憂う横顔

胸を締めつけられるような

センチメンタルな愛しさ

あなたが この世界に希望を見出せず

消えてしまわないように

あなたが誰を愛してもかまわない

どんな時も 変わらずに

私は友だちでいる

あなたを大切に思っている

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です