工場の煙が止まって
雲との切れ間が生まれた
僕らはその隙間から この世界へ
君と夜通し歩いて それでも
まだまだ 道は続くよ
行く手には真っ白な靄
晴れそうもない
トラックの地鳴りもやみ
ここには僕ら二人と
低空飛行のつばめ
これから どうするんだろう
空の色は まばたきするたびに
青から青へ
どんな話をしようか
まだまだ呼吸は続くよ
行く手には 大きな都市
さらに僕らを試すだろう
この手がほどけないように
その時には
しっかりと つないでおこう
ABOUT ME