感受性が強い
人が気にならないような
仕草や 言葉の終わりかけにある
小さなひっかかりを
見つける
それはきっと なんでもないことで
相手の記憶には残らない
思ってもいないこと
僕は 頭の中で
そうしたことに
勝手に意味をつけていく
そして 次に会う時には
ぎこちなかったり 素っ気ない態度で
接してしまう
そんな自分を抑えようと
感じないように 感じないように
過ごしてきた
おかしいと思われないように
息をひそめて 薄っぺらな表情で
会話を終わらせ
そうして 自分を守ってきた
本当の自分では 会話が怖くなった
だけど 時が経ち
少しずつ 気持ちが変わった
感じていいんだ 大丈夫
少しだけ そう思う
まだ油断はできないけど
受け流したり 許したりが
できるようになってきたんじゃないか
感じていいと 自分に認めると
呼吸が少し 楽になった
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