G-J0DDFGRNC8
自由詩

雨が好きな君と

ずっと 雨は嫌いだった

濡れるのも 暗く低い空も

君は 雨が好きだと言い

天気予報で

明日が雨だと聞くと

嬉しそうに 散歩の計画を立てた

傘に雨があたる音 街の霞む空気

すべてが 好きだと言う

雨の中 君との散歩が

楽しいのは

雨を好きになったわけじゃなく

僕が好きなのは

君と話をする この愛しい時間

だから やっぱり

ひとりでは

雨の散歩は 行かないだろうな

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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