ドアを開けて 君は出て行った
地下鉄に乗って
一番遠い駅まで
僕と離れたいんだろう
日曜日の午後 バルコニーで
手を伸ばせば
空に届きそうだと あの時
言ったけど
僕だけの夢じゃないんだ
戻ってくるよね
明日でも 来週でも
次の週末でも
戻ってくるよね
探しには 行かないよ
鍵は開けておくよ
君はよく 失くしものをするから
頼んでいたコートも 届いたよ
好きな時に帰ってきて 箱を開けて
「好きにしたらいい
残していったものは 全部捨てていい」
君がそう言うなら
そうなんだろう
だけど
君の自由にはならない
君を忘れることは
ABOUT ME