G-J0DDFGRNC8
自由詩

時間

君にとっては なんてことない

時間の早さも

私にとっては 指の隙間から 

こぼれ落ちていく

砂みたいなもの

カーテンの向こうに 身を隠して

時折振り返る部屋の中

よく眠る君は

もういない

灯りを消した 部屋の中で

弱い光 深夜番組

流れていた あの曲を

忘れた頃に

思い出す

戻りたい

戻れない 時間

君には 明日が待ち遠しいだろう

私には

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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