G-J0DDFGRNC8
自由詩

浅い眠り

パソコンの電源を落として

眼鏡をはずす

随分と長い時間 作業をしていたようで

外はもう夜

厚い雲間から小さな星

オフィス内には誰も残っておらず

私の足音だけがする

エレベーターの前で 携帯を忘れたことに気がつく

春の空気が満ちた夜を抜け

駅の改札を通る時 君の姿を見たような

そんな気がして立ち止まる

苦しいだけの瞬間

電車の窓に映り込む

自分の顔が泣きそうで

涙にならないよう目を逸らす

家はもうすぐ

今夜もまた浅い眠りの中で

君との記憶を上書きし 後悔を持て余す

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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