G-J0DDFGRNC8
自由詩

夏祭り

夏の間図書館は 開館時間を延長して

20時まで開いている

暑い日が続いていた

私は日が落ちるのを待って 出かけて行った

図書館の近くを

浴衣姿の人たちが そぞろ歩いている

今日はこの地区の夏祭りらしい

いくつも小さな明かりが 輪になって

揺れていた

夏の夜はきれいだ

私もついて行きたいと思い

生温い風の中 迷う

花火が上がった

思ったより近くで上がり 大きな音がした

青春してもいいかな

夏の夜 ひとりでも

人の波を眺めながら そんなことを思って

立ち尽くしていた

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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