G-J0DDFGRNC8
自由詩

波の音

何かあると 海に来る

ただ浜辺にひとり 腰かけて

波の音を聞いている

潮風が髪を ぐしゃぐしゃにして

肌をひんやり 冷たくしていく

波際に近づき 足先だけ海へ

波が寄せては返す 不変

両足の間を すーっと抜けていく

気持ちも一緒に さらっていく

ただこうして 海を眺めているだけで

自分に戻り

孤独を感じながら

生きているってことを 思い出す

歳をとって おばあさんになっても

こうして海を 眺めていられたら

どんなにか 幸せだろう

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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