G-J0DDFGRNC8
自由詩

雨の帰り道

雨が急に降った日

帰り道 門で君が待っていて

思いがけず どきっとした

傘を差し出した君と 並んで

歩き出した二人の間に ぎこちない距離

通りを通る車が跳ねる 水しぶきを避けて

二人の距離が縮まる

何か話さなきゃと いろいろ考えては

うまく話せず

でも 一緒に帰る道が

まだ終わらないといいなと 思っていた

君も同じだといいな

待っててくれてうれしかった ありがとう

私も 君と同じように

勇気を出して

あの角を曲がったら

言葉にしたいことがあるよ

深呼吸して あと一歩

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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