G-J0DDFGRNC8
自由詩

同じ家

君は自分の家より

私の家に帰る日のほうが 多い

家に帰ると 君がソファで寝ている日常

着替えも ベッドも

冷蔵庫の中身も

半分は君のもの

いつもそうして 私のそばで

君は過ごしている

君の幸せは 私と生きること

違う人生を考えても 君のいない場所へ出かけても

どうしても君に戻る

君をひとりにはできない

誰に誘われても

君を置いて 離れることはできない

君と出会ったあの時から

君と私の時間は いつも同じ川を流れている

君が泣かないよう 君が傷つかないよう

君の帰る場所を 暖める

君が望む時に 私に手が届くよう

君の人生が終わるまで

私は そばにいるよ

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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