G-J0DDFGRNC8
自由詩

オレンジ色の月

地表に近い月は

いつもより何倍も

大きく見えて

オレンジ色の雫が

ひとつ

ぽとりと 落ちそう

陸橋の一番上から

駅舎の向こうに見えた

大きな月は

少しずつ 空に昇りながら

少しずつ 小さくなっていく

中天に懸かる頃には

丸く 金色に

光り輝く

見慣れた月夜

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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