G-J0DDFGRNC8
作詞

頭痛

お昼過ぎから 頭痛がしていた

夕方になっても

痛みの波は 強弱をつけながら

続いていた

薬はあまり 飲みたくない

夜7時過ぎて

君がそろそろ 家に戻る時間

帰るよと 電話があって

散歩へ行くと伝えた

だったら途中で会おうよとなって

君の帰り道 ルートを確認した

外は真っ暗

少し怖いけど

歩き出す

冬の星座は 明け方から少しずつ

夜へと ずれていき

この時間はまだ 東の空に

肌寒い

薄着だった

20分ほど歩いたら

君と出会った

自転車の君は 私を見過ごしそうになって

急ブレーキをかけた

一緒に 家へ帰る

君は自転車を押して

私と並んで歩く

今日あったことを聞く

私には話すほどのことはなかった

君と誰かの会話の繰り返しを うなずきながら聞く

家に着く頃には

頭痛が 気にならない程度に

軽くなった

これで今日は やり過ごせるかな

よかった

ABOUT ME
lily
空想を言葉に。いつか会う人を思いながら。

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